+ILC懇談会
ILC推進パネル
+ILC懇談会
ILCは日本をホスト国として、世界が協力して実現することを目指している巨大科学プロジェクトです。 ILCによる科学的な成果を最大限に高めることは、全世界、そして日本の人々に対する科学者の責任の一つとも言えます。 また科学、そして物理は総体として進歩するものですから、ILCとともに必要なプロジェクトも支障なく進められなくてはなりません。
+ILC懇談会は以上のような理念のもと、ILCと他のプロジェクト、研究グループとのこれまでにない相互作用を促し、 様々なレベルにおける相乗効果を高めることを意図した取り組みです。以下の様なあらたな展開を想定・期待しています。
- ILCと他のプロジェクトの連携による物理成果の最大化
- 様々な技術(測定器、加速器、解析、コンピューティング等)の共同開発、ノウハウの共有、継承
- 既存技術を利用した新たな研究課題
- ILC施設のコライダー実験以外での利用
これからも多くの大学および研究グループとの+ILC懇談会を実施していく予定です。 このような取り組みに加えて、例えばヒッグスの物理のおけるLHCとILCのシナジーなど、 特定のトピックについて議論する+ILC懇談会の開催も検討しています。
+ILC懇談会の活動にご注目ください。+ILC懇談会について興味がある、是非うちのグループでも開催したい、と思う方は下記までご連絡ください。
+ILC懇談会 世話人
栗木雅夫(広島大学)
mkuriki_at_hiroshima-u.ac.jp (_at_は@に置き換えてください)
これまでに開催された+ILC懇談会
開催日 | |
---|---|
2020年12月16日 | 広島大学+ILC懇談会 |
2020年12月18日 | 九州大学+ILC懇談会 |
2021年 1月22日 | 名古屋大学+ILC懇談会 |
2021年 3月 5日 | 東京大学+ILC懇談会 |
2021年 3月 30日 | 信州大学+ILC懇談会 |
2021年 4月 27日 | 解析技術+ILC懇談会 |
2021年 5月 20日 | 新潟大+ILC懇談会 |
2021年 6月 9日 | 筑波大+ILC懇談会 |
議論された話題の例
- 光渦、ベクトルビームの素粒子物理学、光カソード、検出器などへの応用
- 量子干渉効果をもちいた素粒子実験の感度向上。実験および解析
- グラフェン保護膜付きカソードによる電子源、光検出器への応用
- アト秒間隔光波束の応用
- 非線形光学結晶の検出器への応用
- ILCとLHCの結合あるいは相補的な解析(ヒッグス、SUSYなど)
- フレーバータギングの感度向上
- 機械学習の解析技術への応用
- ビームダンプ(電子・陽電子、ガンマ線)を利用したハドロン物理、エキゾチック物理探索
- ILCe+e-によるエキゾチック物理探索
- ILC加速器と検出器技術の応用によるエキゾチック物理探索
- LHC解析技術の継承、発展
- 量子コンピューティングによる解析、およびMC simulation技術の開発
- 量子光学素子の検出器への応用
- LHCにおける検出器の開発、構築、運用体制のノウハウの継承
- 教師なし学習によるアノマリー検出
- 検出器の共同開発
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